僕の仕事のはなし

(序盤は4/1の初出勤後、後半は4/3の業務後書いた。4/2はモンハンしてた。)

やー疲れた。よく頑張った俺。もし俺がポケモンなら、トレーナーが「よくやった、ゆっくり休んでくれ!」ってな感じでボールに入れてくれるはずだ。ゴージャスボール希望。

 

まあ初日といえど、上との面談があった以外は今までの業務と変わらずだった。ただ、シンプルに疲れた。

 

ここで気づく。いや就職についての話ちゃんとしてなくね??仮にもし僕の近況をこのブログだけで知ろうとしている人がいるとしたら、わけわからんな。いないと思うけど、いつか自分で見返す時のためにもここらで(書ける範囲で)ちゃんと書いておこうと思った次第である。

 

 

きっかけはTwitter

 

時は遡って2019年の12月、オーストラリアはブリスベンのホームステイ先で、僕はペンを握っていた。

 

前にも書いたが、僕の休学・留学は一言で言えば「世界を知って自分を見つめ直す」ための期間でもあり、教員以外の仕事や人生の目的について考える時間を作っていた。

ノートにひたすら今まであったことや考えたこと、出会った人のことを書きなぐり、一つひとつに「なぜ?」と問いかけた。これがなければあの3ヶ月はただの休暇だったと言っても過言ではない。

 

その中で一応たどり着いた答えの一つが、

 

面白さ(funというよりinterestingなもの)の追求

 

だった。面白いことをしたい。面白さを人に教えることがしたい。

日本に帰ってからゲーム会社をいくつか受けたのも、そもそも数学の教師になりたいと思っていたのもこの軸があったからである。そんなことを考えていたころ、Twitterである宣伝を目にする。それはとある企業からのインターンの募集案内だった。

 

まさかの業界

 

その企業はざっくり言うとITってやつだが、その業界はなんと麻雀。

当時からよく見ていた麻雀関係のYouTubeチャンネルや雀荘の検索サイトをやっているいわば「麻雀関係の何でも屋さん」的な会社がたまたまインターンを募集していたのだった。

日本語の通じない国で生活することに比べれば、この門をたたくことは難しいチャレンジではなかった。僕はすぐに応募し、業務可能なのが1か月ほど先の帰国後であることを伝えた。ダメもとであったが、「ぜひ一度お話を」とお返事をいただくことができた。

そして帰国後面接をし、麻雀への想いや学生生活のことなどを話した。応募したのは営業の枠だったが、サークルで動画編集の経験があることを話すと「じゃあそっちをやってみよう」ということになり、動画事業部でのインターンをさせてもらえることになった。しかしこの時はまだここから内定がもらえることになるとは思っていなかったし、普通に就活するつもり満々でいた。

 

ちなみに後から聞いた話ではあるが、この会社が公にインターンを募集したのはこの年が初めてとのことだった。もちろん、僕が4年間で卒業していたら、この出会いはあり得なかっただろう。こういった縁に恵まれたときはもう、偶然に感謝するしかない。まあ日ごろの行いという線も十分考えられるが。

 

働いてみて

週2ほどで当時新宿にあった事務所に通い、先輩に教えていただきながら業務の仕方を覚えていった。ちなみにその会社で扱っていたプレミアプロやファイナルカットは僕が使ったことのあるソフトとは別もので、当時の経験はほとんど生きなかった。笑

それでも有り余る才能とソフトの使いやすさ(圧倒的後者)によってあらかたの使い方を覚え、今ではかなり使い慣れたソフトとなった。

 

会社の人はみんな優しく、働きやすさも感じ、これはのちの決定に大きく影響を与えた要素となった。通常の就活で入社前に会うことができるのは大体人事か最終面接で出てくるようなお偉いさんなので、「人で選ぶ」ということがなかなかできない。のわりに「人」は重要である。同い年の社会人から聞く仕事のいやなところはほぼ人間関係だ。心理学者アドラーの有名な著書「嫌われる勇気」にも、人の悩みのほぼすべては人間関係に原因があるというようなことが述べられていた。きがする。

こういった点から、入社を決める前に雰囲気を確かめることができるというのは僕にとっても会社にとっても良かったことだと思う。

 

そしてコロナ

僕がインターンを初めて1,2か月たったころ、ご存じ新型コロナウイルスの流行が最初のピークを迎えた。どうするんだろうなんて思っていたら、なんとその会社は僕にPCを貸し出してくれ、リモートでの作業を許可してくださった。しかも有給で。

当然監視システムのようなものはないので完全に自分のペースで作業することになり、たまに収録でスタジオに行く以外は家でパソコンをカタカタする日々が週2~3のペースで卒業まで続いた。

 

 

君に決めた 

就活をやめたのは4月ごろだった。そのころ僕は一応ゲーム会社を中心に就活をしてはいたがなかなか内定が取れず、そもそもゲーム業界であっているのかもわからずモチベが駄々下がりしていた。そんな時に会社から内定の話をいただいた。そこでの仕事は楽しい。人も優しい。何より麻雀という好きなものに関われる。

 

待てよ?これほどいいところあるか?

仮にあったとして、そこに入れる保証はあるか??

 

今考えれば即答すべきだし、この会社を選んでよかったと思えるが、当時の僕は少しだけ悩んだ。それは自分の頭の中に

 

就活=ESを何枚も書いて面接を何度もして内定をつかみ取る

 

みたいなカッコいい理想があったからであり、それを味わえずに就活を終えることにちょっとした心残りと自分への情けなさがあったからである。正直今でもみんなが内定を勝ちとった話を聞くと自分とは違う生き物であるかのような気分になってしまう。

 

が、それもそうだ。だって違う人間なのだから。

今だからはっきり言えるが、僕は自分が楽しく仕事をできるか保証されていない企業のESを何十枚も書いたり面接のために何百時間も電車に乗ったり「第一志望です」という嘘をつくこともできない。それを認めた瞬間踏ん切りがついた。

6月ごろまでコロナの影響で確実な内定はもらえなかったが、その時はその時で臨任で教員にでもなればいいか、くらいに思って就活はきっぱりやめた。というかモチベが0になった。でも焦りや不安は全くなく、ストレスフリーないい時間を過ごすことができた。

 

何度もいうが、こんな人間が自分にとって最高の仕事につけたのは本当に運の良さでしかないと思っている。もちろん麻雀という好きなものに対してアンテナを張っていたからというのはあるが、逆に言えばここがなければどうなっていたことやら。おそらく卒論のやる気さえも出ずに、もう一年学生をしていた可能性すらある。本当に恐ろしい。

 

が、無事社会に出てしまえばこっちのもの。もちろん学生もクソほど楽しかったが、社会人生活もそれなりに楽しみであるし、すでに楽しい。よかったよかった。ゲームなら安心していったんセーブといきたいところだ。

 

 

でもね

 

しかしここで重要なのが、当たり前だがこれがゴールではないということ。これで満足していてはもったいない。いろんなスキル、磨いていこうじゃん。

うむ、こうやって書くことでまたやる気が出てきたような気がする。まあ明日明後日と休みですけども。

 

寝ます。